天理市の旅行記【奈良県】
2026年2月15日に奈良県の天理市を訪れたときの旅行記。
天理市の紹介

天理市は奈良県にある人口6万人ほどの自治体で、市の名前の通り天理教の本部がある。日本において、宗教名が都市名になっている自治体は他にないらしい。
私が人生で初めて天理市を認知したのは高校生の時。クラスメイトが「天理大学の神学部なら入れそうだなぁ」と言っていたのを聞いて、「天理教の大学があるのか」とか「市の名前も天理なのか」などと思った記憶がある。
奈良に旅行に行くことになり、どこに行こうか考えていたところ、奈良出身のYoutuberトーマスガジェマガ氏がバイク旅で訪れた際に、天理市を絶賛してたことを思い出し、行ってみることにした。
https://youtu.be/GbCmz373VMQ
天理教について

天理教について少しだけ調べてみた。
天理教は江戸時代の1838年に教祖(「おやさま」と読む)中山みきさんによって始められた宗教。教祖の名前があまりに最近の人っぽいが、200年近い歴史があるようだ。

出典:[Wikimedia Commons](https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Miki_Nakayama.JPG)
天理教HPによると、天理市の天理教本部に人類創造の地点である「ぢば」があるらしく、「ぢば」を取り囲むように神殿と礼拝所が建てられている。
人間が心を澄まし、仲良く助け合いながら暮らす「陽気ぐらし」の世界の実現を目指しているらしい。
文化庁が公表している『宗教年鑑』においては、日本の宗教を神道・仏教・キリスト教・諸教の4つに分類しており、天理教は諸教に分類されている。 歴史だけを見ると、諸教のなかでも頭一つ抜けているようだ。

宗教年鑑によると信者の数は約112万人ほど。多いのか少ないのかよくわからないが、やはり諸教に分類されている宗教の中では頭一つ抜けている。
街の様子

午前に法隆寺、午後に天理教を訪れる行程だったので、奈良市でレンタカーを借りて車で訪れた。
市の中心部に近づくと、古い旅館のような建物が現れる。 「ようこそおかえり」と大きく書かれていたので、一目で宗教関係の建物だと分かった。

第〇〇母屋〇〇詰所と書かれている施設は天理教の宿泊施設で、信者の寄付で建てられ、維持管理されているとのこと。街のいたるところで見ることができる。
天理教東王子分教会HPによると信者でなくても神殿参拝目的であれば利用できるらしい。

また、天理市では天理教のハッピを着た人が自転車を漕いで移動している姿も見かけるとこができる。
天理本通

今回は車で訪れたので天理駅には行かなかったが、天理駅にはJR線と近鉄天理線の2路線が乗り入れている。
奈良に住んでないのでこの2路線がどれくらい便利か分からないが、愛媛の田舎出身の身からすると、2路線通ってるだけで羨ましい。
駅前から天理教本部に向かって伸びている商店街が「天理本通」。教会本部に近い数百mを歩いてみたが、人通りがほとんどないし、空き店舗が半分以上あった気がする。

1個100円の「びっく里焼」を食べたが、美味しかった。
あと、商店の中には天理教の人が着ている黒いハッピを売っているお店もあった。
天理ラーメン

昼飯は天理本通にある天理スタミナラーメンというお店で天理ラーメンを食べた。
白菜がゴロゴロ入っていて、少しピリ辛な味。美味しかった。
天理教関連施設

天理本通を抜けると天理教本部があるが、神殿の南側に見えた建物の見た目が気になって、近くに行ってみた。

奇抜な建物の正体は、天理大学・天理教庁・天理参考館などが入っている建物。天理教本部の周囲にはこのような外観をした建物がたくさんある。

天理教本部

天理教本部に戻る。約400m四方の広大な敷地に、神殿、教祖殿、祖霊殿などがある。
神殿や教祖殿を繋いでいる回廊を1周だけさせていただいた。
神殿・礼拝場

人類創造の中心に神殿が建っていて、神殿を四方から取り囲んでいるのが礼拝場。
回廊から内部を覗いただけだが、ものすごい広さの畳の間があって、たくさんの信者の方々が、何かを唱えながらお祈りしている。
畳の間は今まで見たことがない広さで圧巻であったが、神殿内部は撮影禁止なので内部の写真はない。
教祖殿

神殿・礼拝場と教祖殿は屋根のある回廊で繋がっている。反時計回りに回っている人が多かったので、私もそれに従って回ってみた。
教祖殿は、姿をお隠しになった教祖・中山みきさんが住んでいる場所とのこと。ここだけ屋根の色が違う。
この後、中庭のような場所を歩いたりして、天理教本部訪問は終了。終始ソワソワしながらの訪問であった。
感想
天理市を訪れてみての感想を書いていく。
①統一感があっていい

天理教本部を取り囲むように建てられている天理教関連施設は、建物の外観が独特。
瓦葺きの屋根に千鳥破風(△の装飾)が多用されていて、色合いも統一されている。
また、部屋の外のベランダが各階で繋がっている様に見えるので、誰でも外から部屋を覗きに行けるようになっているのかもしれない。
②神殿がでかい

写真ではなかなか伝わらないと思うが、神殿はかなり大きく、内部の畳の間は圧巻であった。
日本でここまで大きい宗教建築物はなかなか見られないと思う。
オススメ度
★★★★★ 星5
今回の奈良旅行では修学旅行ぶりに東大寺や法隆寺を訪れたが、個人的に印象に残っているのは奈良公園の鹿と天理教宗教関連施設。かなりインパクトがある街だった。
ちなみに、神殿を見学している時、天理教の法被を着た人に「こんにちは」と声を掛けられたことはあったが、特に勧誘されることもなかった。
奈良で普通のお寺や神社ばかり見ていたら飽きてくるかもしれない。そんな時には天理市をオススメしたい。