成都の旅行記【中国・四川省】

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2025年9月3日~9月7日、九寨溝・黄龍旅行で訪れた成都の旅行記。

成都について

中国の地図
中国の地図

成都は四川料理やパンダで有名な中国・四川省の省都。

周囲を山々に囲まれた天然の要塞である四川盆地は、秦の時代に建設された灌漑施設「都江堰」によって農業が発展し、「天府之国(天が与えた豊かな国)」と称されていた。日本でもおなじみの『三国志』の諸葛亮もこの地に着目し、主君の劉備は成都を都として蜀を建国した。

都江堰と成都の位置図
都江堰と成都の位置図

世界遺産にも登録されている都江堰は現在でも使用されており、地図を見ると都江堰から川が枝分かれし、成都平原に水を供給していることが分かる。

現在の成都市の人口は中国版wikipediaこと百度百科によると2,100万人くらい。東京23区よりも人口は多いが、面積が広いため人口密度は1,500人/km2と東京23区の10分の1程度。中国は人口も面積も日本とは桁違いなので、都市の規模がぜんぜん違う。

今回の旅行のメインは九寨溝と黄龍だったので、あまり時間は取れなかったが、時間が許す限り街歩きをしてみた。

成都天府国際空港

成都天府国際空港
成都天府国際空港

四川省の空の玄関である成都天府国際空港は数年前に開港した新しい空港。新空港の開港前は成都中心部近くにある成都双流国際空港がメインの空港だったが、現在は一部の国内線を除きすべての便が天府空港に移転したらしい。

空港のトイレ
空港のトイレ

新しい空港のためトイレも綺麗。鏡の下から泡せっけんと温風が出てくるスタイル。

トイレ入り口のパネル
トイレ入り口のパネル

トイレの入口には空き状況がわかるパネルがあった。

なお、中国では和式トイレが未だに根強い人気があるらしくパネルを見ると女性は半分、男性は半分以上が和式トイレ。

空港から成都中心部へ

成都天府国際空港の位置図
成都天府国際空港の位置図

天府空港は古い双流空港と比較すると成都中心部から随分遠くなったが、成都中心部と天府空港を結ぶ地下鉄は既に整備されている。

地下鉄18号線と1号線を乗り継いで成都中心部の天府広場まで向かった。所要時間は1時間強くらい、運賃は11元(≒240円)だった。

都内から成田空港まで1500円くらい掛かることを考えると激安。

地下鉄の改札
地下鉄の改札

地下鉄の改札前にはアリペイ(英:Alipay、中:支付宝)とウィチャットペイ(英:WeChatpay、中:微信支付)の2次元コードの案内があった。私は事前にアプリをインストールしておいたアリペイを使うつもりだったが、何度試しても途中で「通信がありません」とエラー表示が出て使えず。

成都地下鉄はクレジットカードのタッチ決済にも対応しているので、結局クレカで支払った。

※この問題の原因は楽天モバイルだった。楽天モバイルの海外データ通信ではアリペイやウィチャットペイの決済アプリが使えず、後日他のeSIMを使用したら決済できるようになった。
これについてはまとめ記事でもう少し詳しく書きたい。

電車内の注意書き
電車内の注意書き

車内を見渡していると、中国語が分からずともなんとなく意味がわかる注意書きがあった。

「痰やガムを吐くな」とか「子どもに排尿・排便をさせるな」とか書いてある。注意書きがあるということはそれをする人がいるということ。中国すごい。

ちなみに電車の中はとても清潔だったし、痰を吐いている人もいなかった。

成都市についたのが夜遅くだったので、その日はホテルにチェックインしてすぐに寝た。

人民公園

人民公園の入口
人民公園の入口

翌朝、ホテルの人にオススメを聞くと「中国の文化が見れるから人民公園がいいよ。」と言われたので行ってみた。

人民公園周辺の地図
人民公園周辺の地図

人民公園は地下鉄人民公園駅の近くにある公園。入場は無料。

公園には池があり木々が生い茂っている中に道が整備されている庭園のようなスタイル。

公園内の様子
公園内の様子

園内にはお茶や軽食を食べれる飲食店があったのでお茶を注文した。

注文したお茶
注文したお茶

お茶は茶碗に茶葉が直接入れられていて、お湯を追加しながら飲むタイプ。無限に飲めてしまう。

耳かきをしている人
耳かきをしている人

お茶を飲んでいるとチーン、チーンと音を鳴らしながら歩いている人がいた。最初は何の人なのか分からなかったが、どうやら耳かき職人だった。

医者のように頭にライトを付けていて、耳掃除と謎の金属棒を使ってマッサージをしていた。 興味はあったものの、試す度胸はなかった。

抗日戦線の記念碑
抗日戦線の記念碑

お茶でお腹がタプタプになったので席を立ち、公園を歩いて回った。

太極拳をしたり、盆栽を眺めたり、フォークダンスを踊ったり、地元の方が思い思いの行動している地元民のための公園だった。

武侯祠

劉備を祀る廟の門
劉備を祀る廟の門

人民公園の次に向かったのは武侯祠。ここは三国志の英雄である劉備や諸葛亮などの人物を祀っている場所。入場料は50元(≒1,100円)だった。

武侯祠の位置図
武侯祠の位置図

人民公園から武侯祠まではそんなに遠くなさそうだったので、レンタル自転車で行くことにした。使用したのはハローバイクという青い自転車。アリペイのアプリの中にあるので別途アプリをダウンロードする必要はない。

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日本と違いポートという概念はなく、基本的にはどこでも停め放題(停めてはいけない場所はあるらしい)で、料金も安い。人民公園から武侯祠まで自転車で移動しても2.5元(≒55円)だった。

近くに武侯祠駅という駅があるが、建設中なのか入口は封鎖されていた。

武官の像
武官の像

武侯祠に入ると左右に武官・文官の像が、正面には劉備・関羽・張飛の三兄弟が並んでいる。

劉備の像
劉備の像

あれ、諸葛亮は?と思ったが、諸葛亮だけは奥の別の建物に祀られていて別格扱い。

諸葛亮の像
諸葛亮の像

そもそも武侯祠の「武侯」というのは、諸葛亮の諡(死後に与えれれる名)「忠武侯」を指していて、武侯祠とは諸葛亮を祀る霊廟という意味。元々別の場所で祀られていた諸葛亮と劉備が一緒に祀られることになった後も、民衆の諸葛亮人気は高く、武侯祠という名が定着したらしい。

三国志の展示
三国志の展示

他には三国志に関する展示があったり、飲食店が並ぶ「錦里」というエリアもあった。

あと、記事を書いていて気付いたが、劉備の墓や三国志文化展示棟もあったらしい。せめて劉備の墓くらいは見ておけばよかったと後悔している。

成都博物館

成都博物館の建物
成都博物館の建物

続いて訪れたのは成都博物館。武侯祠からはレンタル自転車で向かった。

成都博物館は2016年にオープンした巨大な博物館で常設展は無料。 私は事前に予約をしていたので並ばずに入ることができた。

成都博物館の位置図
成都博物館の位置図

常設展をサラッと見ただけだが展示はかなり充実していて、古代文明から現代に至るまでの成都の歴史や文化を学ぶことができる。

成都周辺で発掘された人頭像
成都周辺で発掘された人頭像

私が中学生の頃の歴史の授業では「中国文明といえば黄河文明」と教わっていたように文明発祥の地は黄河流域で、その後長江流域に広がっていったというのが定説だったそうだが、近年の調査では長江流域にも独自の文明があったことが判明したらしく、特に成都の近くの三星堆遺跡では高度な技術で独創的な青銅器などが出土したことから注目を浴びている。

黄河と長江の位置図
黄河と長江の位置図

2025大阪万博の中国館でも似たような銅像を展示していたので、中国政府もPRに力を入れている様子。

中国の文化の展示
中国の文化の展示

成都の歴史・文化の展示のほか、地下1階にはなぜか世界中の動物たちの展示があった。時間がなかったのでじっくり見ることができなかったが、真面目に見ると半日くらいかかりそうな博物館だった。

春熙路

よじ登るパンダが可愛いショッピングモール
よじ登るパンダが可愛いショッピングモール

春熙路はデパートやショッピングモールが建ち並ぶ繁華街。

春熙路の位置図
春熙路の位置図

春熙路駅は天府広場駅から地下鉄で1駅。東京でいうと銀座とかに当たる場所だと思う。辺り一帯は歩行者天国になっていて人で賑わっていた。

2階で人が踊っている金のお店
2階で人が踊っている金のお店
変な形の百貨店
変な形の百貨店

特に買うものはなかったが、そこそこ活気があるなあと思った。

このあとは九寨溝に行くために、成都東駅に向かった。

宿泊したホテル

最後に成都で宿泊したホテルを紹介する。

隱棲堂美學生活庭ホテル

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成都を訪れた初日に宿泊したのは隱棲堂美學生活庭ホテル。成都の中心部の天府広場や人民公園から歩いて10分位の場所にあって、最寄り地下鉄は人民公園駅。

1泊6,000円くらいだった。

ホテルの位置図
ホテルの位置図
ホテルの入口
ホテルの入口

ホテルへの入口が分かりづらいが、上の写真の門が入口となっている。

部屋の様子
部屋の様子

部屋はとても清潔で、無料のミネラルウォーターなどのアメニティも充実していた。

シャワールーム
シャワールーム
トイレ
トイレ

トイレとシャワールームが分かれているのも素晴らしい。

それと24時間いるわけではないが、日本語を喋れるホテルのスタッフ?オーナー?もいたので、オススメのレストランを教えてもらったりした。

天府空港悦享ホテル

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九寨溝・黄龍から成都に帰ってきた日に宿泊したのは天府空港悦享ホテル。翌日朝発のフライトに乗る予定だったので、天府空港直結のホテルに宿泊することにした。

Trip.comで予約して1泊で10,000円くらいだった。

空港にあるホテルのサイン
空港にあるホテルのサイン

空港の第一ターミナルと第2ターミナルの間にホテルがあるが、ホテルのサインが空港にあるので迷うことはない。

部屋の様子
部屋の様子
シャワールーム
シャワールーム

部屋はコンパクトだが、とても清潔。シャワールームとトイレが分かれているところも素晴らしい。

朝食会場
朝食会場

朝食もバイキング方式でかなり充実していた。

成都から東京へのフライトが朝早かったので、空港直結のホテルに泊まってよかったと思う。

感想

成都を訪れてみての感想を書いていく。

①自転車が乗りやすい

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成都は土地が平坦で坂道がほとんどない。自転車に乗っていてものすごく楽だった。 また、レンタル自転車の料金も激安。借りるのもそんなに手間じゃないので暑くなければオススメ。

②人民公園は楽しい

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人民公園は地元民が思い思いに過ごしている憩いの場。ホテルのスタッフの方が言っていたように中国人の文化的な側面をちょっとだけ垣間見ることができた。座って眺めているだけで楽しい公園だった。

③パンダを見たかった

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成都市には成都大熊猫繁育研究基地というパンダを見れる施設がある。九塞溝から帰ってきたあと見に行く予定だったが、時間がなくて行けなかった。初日に行くべきだったと後悔している。

④新市街は南の方?

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成都市の中心は天府広場付近だと思うが、成都市の市役所に当たる成都市人民政府は成都南駅より更に南にある。

百度地図でみると近代的なビルが建ち並び金融センター街のようになっているので、次回訪れることがあれば、どんな感じになっているか見に行ってみたい。

オススメ度

★★★☆☆ 星3

有名なパンダも見てないのにオススメ度を書くのは如何なものかと思うが、一応書いておく。

1日の滞在では中心部を見て回るのが精一杯で、ゆっくり観光することができなかった。成都周辺には冒頭で説明した都江堰や楽山大仏など、観光名所はいろいろあるので、また訪れてみたいと思う。

九寨溝の旅行記につづく 九寨溝の旅行記【中国・四川省】

九寨溝・黄龍旅行のまとめ記事はこちら 九寨溝・黄龍旅のまとめ記事