ラキ火山の旅行記【アイスランド】
2022年9月2日〜9月11日のアイスランド旅でラキ火山ツアーに参加したときの旅行記。
ラカギーガル火口群とは

ラカギーガル火口群(Lakagígar)は、1783年の巨大噴火の際に形成された、約130の火口を持つ長さ約25kmの火口列のこと。火口列中央付近にあるラキ山という山にちなんで名付けられたことから、単にラキ火山とも呼ばれる。

1783年6月に始まった噴火は、人類史上最大規模と言われ、約25kmの割れ目から大量の火山ガス、火山灰、溶岩が噴出した。8ヶ月間続いた噴火によって、アイスランドでは住人の20%と生物の75%が死亡し、世界各地の気候に影響を及ぼしたらしい。
この記事では以降、ラキ関連の名称を以下のように統一する。
ラカギーガル火口群⋯ラキにある火口列 ラキ山⋯ラカギーガル火口群の中心付近にある山 ラキ火山ツアー⋯ラカギーガル火口群を周るツアー
ラキ火山ツアー

ラキ火山に行くにはオフロードを運転する必要があるので、ツアーに参加することにした。
たしかGuide to Icelandという旅行代理店経由で予約したツアーで、ツアーの主催者は[SecretIceland](https://secreticeland.com/)という会社。当時のツアー代は1人当たり34,000円くらいだった。
予約したツアーのサイトは[こちら](https://guidetoiceland.is/ja/book-holiday-trips/lakagigar-day-tour-from-klaustur-by-super-jeep)

待ち合わせ場所は、キルキュバイヤルクロイストゥル(Kirkjubæjarklaustur)という村のガソリンスタンド。広い駐車場があるので、レンタカーもそこに停めておける。
集合時間の朝の9時にコンビニのようなお店でお昼に食べる軽食を購入しながら待っていると、巨大なタイヤを装備したジープに乗ったガイドが迎えに来てくれた。
道中

ラキ火山ツアーの道中は基本的に砂利道。時には川を横断しながら進むこともある。


前日と打って変わって、その日の天気は快晴。移動中も溶岩の大地にコケや地衣類が生えているアイスランドならではの景色を楽しむことができた。
ラキ山

お昼前にはラカギーガル火口群の中央付近にあるラキ山に到着した。 麓の駐車場には清潔なトイレもあって、蛇口の水はキンキンに冷えていた気がする。
ここからしばらく自由時間。ラキ山に登ったり、火口の割れ目を歩いたりすることができるので、とりあえずラキ山に登ることにした。
ラキ山はそんなに高くないので、20~30分くらいで登れた気がする。

ラキ山の山頂はなだらかな丘のようになっている。視界を遮る木々もないため、周囲を360度見渡すことができる。
北東側には、ラキ山からヴァトナヨークトル(Vatnajökull)という氷河までの約15km、火口列が一列に並んでいる。空気が澄んでいるため遠くまではっきりと見えた。

反対側にも火口列は続いている。火口列の延長上に見える山の上には、前日に訪れたミールダルスヨークトルという氷河がある。


火口列や溶岩原、氷河、湖など、私がアイスランドに来て見たかった景色をこの山の上で見ることができた。
下山後は、火口を見たり、持参した昼食を食べたりした後、次の場所に向かった。
チャルナルギーグル

ラキ山の次に訪れたのは、チャルナルギーグル(Tjarnargígur)。ラカギーガル火口群の1つ。

北側の駐車場で降ろしてもらい、クレーターを巡るトレイルルートを歩いた。所要時間は1時間ほど。
我々が歩いている間に、ガイドは次の駐車場まで先に行って待っててくれる。

駐車場から10分ほど歩いた場所にあるのはチャルナルギーグル・クレーター。火口には水が溜まって湖のようになっている。
なぜ水が溜まっているのかよく分からないが、水はとてもきれいだった。



気温がちょうど良くて、歩いていてとても気持ち良かった。
噴火口

次に訪れたのが小さな噴火口。ジープの左後ろにある岩が、ラカギーガル火口群の最南端にある噴火口で、最も古い噴火口だとガイドが言っていた気がする。

噴火口自体は大したことはないが、ここから見える景色がとてもきれいで、奥に見える山が富士山っぽいフォルムだったので印象に残っている。
ファグリフォス(滝)

次に案内してくれたのがファグリフォス(Fagrifoss)という滝。前日にたくさんの滝を見たので感動は薄かったが、かなり大きい滝だった。
フャズラルグリューブル

最後に訪れたのがフャズラルグリューブル(Fjaðrárgljúfur)という峡谷。ツアーを出発したキルキュバイヤルクロイストゥルの村の近くにある。
ここから村までの道はアスファルト舗装で整備されているので、自力で来ることも可能。

なぜか空気が霞んでいたのでいい写真が撮れなかったが、垂直に切り立った断崖はかなり高さがあって、迫力のある峡谷だった。
現地の案内板には深いところで100mもあると書いてあった。

峡谷の南側には、ラカギーガル火口群の噴火で流れ出た溶岩によって形成された平原が広がっている。前日に訪れたエルドフラウンである。
このあと出発地点のガソリンスタンドに戻ってツアー終了。解散したのは18時くらいだった。
訪れた場所の地図

これはブログを書きながら気が付いたのだが、ラキ山などは世界遺産「ヴァトナヨークトル国立公園」の登録エリアの中にあったようだ。
ヴァトナヨークトルについては次回の記事で少し解説することにする。
感想
ラキ火山ツアーに参加してみての感想を書いていく。
①景色が好み

なぜか分からないが、私は黒い大地と緑のコケでできた景色がとても好きで、旅行の写真を定期的に見返しては、いい景色だなと感傷に浸っている。
②天気に恵まれた

天気は快晴、気温も丁度良く、風も穏やかだったので、山登りやトレイルがとても気持ちよかった。もし雨が降っていたとしたら、ここまで楽しくなかったと思う。晴れてくれて良かった。
ちなみに、この日の夜もオーロラを見ることができた。
③ツアーの方が無難

今回参加したツアーで通った道は、ほぼオフロードで、時には川を横断したりする。車高の高い四駆のSUVであればたどり着けるかもしれないが、GoogleMapにルートが出てこないという問題もある。
また、途中でタイヤをパンクしてしまうと非常にまずい。ランクルなどの大きい車はレンタル代が高いのでツアーの方が無難だと思う。
オススメ度
★★★★★ 星5
ラキ山から眺めた火口列が氷河まで続いている景色は圧巻で、アイスランド旅の中で1番印象に残っている。
前日はリングロード(1号線)に沿って滝や氷河を見ていたので、アイスランドの自然を外から眺めているような感じだったが、今回のラキ火山ツアーでは、アイスランド内陸部にズカズカと入り込み、火山の上に立つことで、アイスランドの大自然を全身全霊で感じることができた気がする。
次の日に訪れたヴァトナヨークトルについての記事はこちら ヴァトナヨークトルの旅行記【アイスランド】
アイスランド旅のまとめ記事はこちら アイスランド旅のまとめ記事