アイスランド旅のまとめ記事
2022年9月2日〜9月11日のアイスランド旅まとめ記事。
アイスランドの紹介

<アイスランドの概要>
面積:10.3万km2(北海道と四国を併せた程度)
人口:約39万人
首都:レイキャヴィーク
民族:アイスランド人
言語:アイスランド語
宗教:福音ルーテル派(プロテスタント系)
出典:[アイスランド基礎データ(外務省)](https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/poland/data.htm)
アイスランドは北大西洋に位置する島国。
ノルウェーからアイスランドへの植民について記録された『植民の書』によると、9世紀頃にノルマン人(ヴァイキング)のインゴールヴル・アルナルソンが海を渡ってきて定住したのがアイスランドの始まりである。

930年頃にはシンクヴェトリルという場所でアルシングという議会が設立された。これは毎年夏に、アイスランド各地の有力者が集まり、会議によって法律を定め、裁判を行ったりする議会のようなもので、国王などが国を治めていた当時のヨーロッパでは珍しい政治体制だった。
宗教的な話をすると、入植初期は北欧神話に基づく信仰が多かったが、次第にキリスト教が広がり、1000年にはアルシングでキリスト教を受け入れることが決定された。
その後、ノルウェーやデンマークに支配され、アルシングは中断されたが、1848年に復活。第二次世界大戦で宗主国のデンマークがナチス・ドイツに占領されたことをきっかけに、アイスランドは1944年に独立を果たした。
ちなみに、EUには加盟しておらず、通貨はアイスランド・クローナ(ISK)。2022年時点では、1ISK≒1円だったので計算が楽だったが、現在(2026年5月)は1ISK≒1.28円くらいになっている。
アイスランドの地理

「火と氷の国」として知られるアイスランドは、ヨーロッパ最大級の氷河と活発な火山が多数存在する島国で、アイスランド本島は、ユーラシアプレートと北米プレートの境界である大西洋中央海嶺の上に位置している。
通常は海底にあるはずの大西洋中央海嶺が、アイスランドでは地上に現れている理由は、プレート境界とホットスポット※が重なっているからだという説が有力である。
※ホットスポット⋯地球内部のマントル上昇流によってできた火山地帯(例:ハワイ諸島)

先ほどアルシングが行われた場所として紹介したシンクヴェトリルは、広がるプレートの境界の特徴を地上で見ることができる珍しい場所でもある。
ちなみに上の写真の割れ目がプレートの境界というのは誤り。noteで解説記事を投稿しているのでそちらを見てほしい。 [しげ旅さんの誤発言から考えるシンクヴェトリルという場所【アイスランド】](https://note.com/gfred/n/n2175e3299346)

また、国土の一部が北極圏に位置するアイスランドは高緯度に位置するため、夏は太陽がほとんど沈まない白夜、冬は太陽がほとんど昇らない極夜に近い状態になる。さらに、オーロラベルトに位置しているため、夜はオーロラを見ることができる。
フライト

日本からアイスランドまでの直行便はない。北欧経由のフライトは距離が短く楽だが、運賃が高かったため断念し、運賃が安かったカタール航空を利用した。乗り継ぎは2回で往復は約16万円だった。
フライト工程は以下の通り。

オスロ⇔レイキャビーク間はアイスランド航空の運航だったが、カタール航空から一括で予約をすることができた。
カタール航空

カタール航空はカタールの首都ドーハにあるハマド国際空港を拠点にしている航空会社。
隣国のエミレーツ航空やエティハド航空は航空連盟に加盟していないが、カタール航空は、3大アライアンスの一つであるワンワールド(Oneworld)に加盟している。
同じくワンワールドに加盟しているJALのマイルも貯めることはできるが、私はJALではなくブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)のマイルを貯めている。
ブリティッシュ・エアウェイズのマイルの有効期限は3年間だが、期限切れまでに1マイルでも獲得すると、過去に獲得したマイルを含めた全てのマイルの有効期限が、その時点から3年間に延長されるので、マイルを貯めやすい。

機内食もおいしかった。

日程(各記事へのリンク有)

アイスランドに行ったのは2022年9月2日~9月11日。 高緯度帯に位置するアイスランドの観光シーズンは短く、訪れた時期は夏の終わりの季節だった。
7泊10日の旅行行程の詳細は以下の通り。
1日目 東京成田→ドーハ

成田空港を夜に出発するフライトでドーハへ向かった。
2日目 ドーハ→オスロ→ケプラヴィーク〈曇り〉

ドーハ→オスロ→ケプラヴィークと移動し、アイスランドに到着したのが夕方。空港でレンタカーを借りてレイキャヴィークに行き、ご飯を食べて寝た。
3日目 南アイスランド〈曇り〉

レンタカーでアイスランド南部の滝、氷河、コケの平原などを訪れた。夜はキルキュバイヤルクロイストゥルという村の民泊に宿泊。オーロラも見えた。
【訪れた場所】 ・セリャラントスフォス(滝) ・スコガフォス(滝) ・ソルヘイマヨークトル(氷河) ・エルドフラウン
↓南アイスランドについての記事はこちら 南アイスランドの旅行記【アイスランド】
4日目 ラキ火山〈快晴〉

キルキュバイヤルクロイストゥル発のツアーに参加し、ラキ火山を中心にアイスランドの大自然を満喫。この日もオーロラを見ることができた。
【訪れた場所】 ・ラカギーガル火口群 ・チャルナルギーグル ・ファグリフォス(滝) ・フャズラルグリューブル(渓谷)
↓ラキ火山についての記事はこちら ラキ火山の旅行記【アイスランド】
5日目 ヴァトナヨークトル〈晴れ時々曇り〉

レンタカーでヴァトナヨークトルの各所を巡りつつ、ファトルヨークトルでは氷河の上を歩くツアーに参加。人生で初めての氷河に感動した。夜はグヴォルスヴォールルという町まで戻り、ホテルに宿泊した。
【訪れた場所】 ・ファトルヨークトル(氷河) ・フィヤトルスアゥルロゥン(氷河湖) ・ヨークルスアゥルロゥン(氷河湖) ・スヴァルティフォス(滝)
↓ヴァトナヨークトルについての記事はこちら ヴァトナヨークトルの旅行記【アイスランド】
6日目 ゴールデンサークル〈晴れ〉

ゴールデンサークルと呼ばれる観光名所であるグトルフォス、ゲイシール、シンクヴェトリルを訪れた。夜はレイキャヴィークへ戻ってホテルに宿泊した。
【訪れた場所】 ・グトルフォス(滝) ・ゲイシール(間欠泉) ・シンクヴェトリル
↓ゴールデンサークルについての記事はこちら ゴールデンサークルの旅行記【アイスランド】
7日目 レイキャヴィーク〈曇り〉

午前中にレイキャヴィークを観光、午後はスナイフェルスネス半島のキルキュフェトルという山を見に行った。
【訪れた場所】 ・ハットルグリムス教会 ・アイスランドペニス博物館 ・スナイフェルスネス半島
↓レイキャヴィークについての記事はこちら レイキャヴィークの旅行記【アイスランド】
8日目 レイキャヴィーク〈曇り〉

(友人たちが)インサイドボルケーノツアーという火山内部を見学できるツアーに参加。夜は有名なブルーラグーンに行って巨大な露天風呂に入った。
【訪れた場所】 ・スリーフヌカギーグル(火山) ・ブルーラグーン
9日目 ケプラヴィーク→オスロ→ドーハ〈曇り〉

早朝のフライトでアイスランドを出国。
10日目 ドーハ→東京成田
夜に成田空港に到着。友人達と上野でラーメンを食べて解散した。
レストラン

旅行中に訪れたレストランについて、いつもであれば別途記事を作成しているが、訪れたのが4年前で味を覚えてないのと、旅行中体調が悪くあまりご飯を食べていないので、今回は記事を作成するのをやめる。
泊まったホテル

滞在したホテルについて、いつもであれば別途記事を作成しているが、あまり写真を撮っておらず、ホテルの詳細を覚えていないので、今回は記事を作成するのをやめる。
一応、各旅行記の記事にホテルについて少しだけ記載している。
旅費
今回のアイスランド旅の1人あたりの費用は以下の通り。

ホテル代、レンタカー代、ガソリン代などは4人で割った金額。
北欧の国ということもあり物価が高かった。特にツアー代金は高額で、火山の溶岩溜まり内部に入るツアーは1人40,000円以上したので、私は参加しなかった。
役立ちそうな情報
これからアイスランドに行く人のために役立つかもしれない情報を書いていく。
①9月初旬の気温と服装

アイスランドの9月は短い終わりの季節。晴れている日の昼間は暖かいが、曇りと雨の日の気温はとても寒い。[南アイスランドの公式サイト](https://www.south.is/en/travel-info/practical-information/icelandic-weather)によると9月の平均気温は9℃。
私は以下のような服装で旅行していたが、ずっと少し寒かった。体調が悪かったのも防寒不足が原因な気がする。
【上半身】 ・マウンテンジャケット(透湿防水) ・薄いジャケット ・スウェットパーカー ・ロングTシャツ
【下半身】 ・登山用ズボン(若干の撥水) ・ハイキングシューズ(透湿防水)
晴れると温かいので、調節できる重ね着スタイルだったことは良かったが、フリースまたはウルトラライトダウンなどの暖かい服とネックウォーマーを持参すべきだった。
ちなみに、滝に近づく際は濡れることが多いので、シューズやジャケットは透湿防水(GORE-TEXなど)の素材であると心強い。
②運転事情

アイスランドは人口が少なく、首都のレイキャヴィークを離れると交通量が少ない。日本とは異なり右ハンドル右側通行ではあるが、これまで海外で運転したことのある国(南アフリカ、ギリシャ、ヨルダン)の中では1番運転しやすかった。
それと、高緯度にあるアイスランドは太陽高度が低い。運転する場合は、太陽から目を守るためにも、いいサングラスを持参することをオススメする。
③オーロラについて

アイスランドはオーロラ観測が可能なオーロラベルトに位置しているため、条件が合えばオーロラを見ることができる。
私が見たオーロラは、肉眼でくっきりはっきり見えるようなオーロラではなく、「緑っぽい光が見えるな。」程度のオーロラではあるものの、8日間の滞在の内2日ほど見ることができた。
オーロラが見えるかどうかを決める主な要素は以下の4つ。
条件① 夜、十分空が暗いこと アイスランドの5月~8月はそもそも昼が長く、夜が短いので見えないので、オーロラが見えるのは9月~4月までとされている。また、月も出ていないほうが見えやすい。
条件② 空に雲が少ないこと オーロラが出現していても、雲がかかっていればオーロラは見えない。ある程度晴れている必要がある。
条件③ 街の光が少ないこと 街の光が多いとオーロラは見えない。つまり、田舎に行けば行くほど見れる確率が高いということ。
条件④ 太陽活動が活発なこと 条件①~③までは通常の星空観測の条件と同じだが、これはオーロラならではの要素。
9月~4月に訪れるのであれば見れる可能性は十分あるので、あとは運任せ。旅行者にできることは、田舎に長く滞在することと、暖かい服装を持っていくことだと思う。
アイスランドのオーロラ予報のサイトは[こちら](https://en.vedur.is/weather/forecasts/aurora/)
④物価について

アイスランドの物価は高い。特に高いと感じたのがツアー代金で、ラキ火山ツアーは約33,000円、インサイドボルケーノツアーは約43,000円、ブルーラグーンは約12,000円⋯。すべて一人あたりの代金である。4年前でこれなので、今はもっと高くなっているはずだ。
ただ、実際にツアーに参加してみると、どれも参加してよかったなと思うほど良かった。割り切って払うしかない。
⑤水道水が飲める

氷河ツアーのガイド曰く、アイスランドでペットボトルの水を買うことは愚かな行為とのことで、アイスランド全土の水道水から出る水は安全に飲むことができるそうだ。
アイスランド政府としても、ペットボトル使用量削減のため、水道水をマイボトルなどに入れて飲むことを推奨している。
アイスランドの道中で空のペットボトルが手元に残っていた場合、捨てずに持ち込んでペットボトル使用量削減に貢献しましょう。
VisitReykjavikのサイト[こちら](https://visitreykjavik.is/delicious-icelandic-tap-water)
⑥クレジットカードが普及しすぎ
今回の旅行では、すべての支払い(駐車場の有料トイレも)をクレジットカードで決済することができたので、現金を一度も使わなかった。
旅行の際、どのくらい両替すべきか悩まなくていいので非常に楽だった。
行ってよかった場所
個人的に行ってよかった場所1位から3位を紹介する。
1位:ラキ火山

ツアーで訪れたラキ山からはラカギーガル火口群を一望できた。過去に大噴火を起こした火口群が氷河まで一列に並んでいる様子は圧巻で、まさに「火と氷の自然※」を体現した景色だと思った。
※ラカギーガル火口群を含むヴァトナヨークトル国立公園は「ヴァトナヨークトル国立公園-火と氷のダイナミックな自然-」という件名で世界遺産に登録されている。
2位:ヴァトナヨークトル

氷河を見るのも、氷河の上を歩くのも人生で初めての経験だったが、青白い巨大な氷の塊が山のように鎮座している光景はとても迫力があった。
3位:エルドフラウン

エルドフラウンは過去の噴火でできた溶岩原にコケが生い茂っている場所。辺り一面がモコモコしたコケで覆われており、癒される場所だった。
オススメ度・感想
★★★★★ 星5
人から「今まで訪れた場所の中でどこが1番良かったか」と聞かれたら、「アイスランド」と答えている。好みの問題ではあるが、私の中ではそれくらいアイスランドの自然が印象に残っている。
アイスランドで見た火山、氷河、コケ、滝、オーロラなどの自然は、日本とは全く異なるタイプの自然で、雄大でとても美しかった。
一つだけ懸念点を挙げるとすれば、ツアー代金がそこそこ高いため、お金に余裕がない学生の方々は社会人になってお金を貯めたから行ったほうが良いと思う。
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