レイキャヴィークの旅行記【アイスランド】

カバー画像

2022年9月2日〜9月11日のアイスランド旅で訪れたレイキャヴィークの旅行記。

レイキャヴィーク郊外にあるブルーラグーンやスナイフェルネス半島にも行ったので紹介する。

レイキャヴィークについて

画像

レイキャヴィーク(Reykjavík)はアイスランドの首都。人口は約14万人ほどで、街の中心地でも低層の建物が多く、一国の首都としては小規模の都市である。

とはいえ、そもそもアイスランドには人が約39万人しか住んでいないため、約25万人が住むレイキャヴィーク都市圏には、アイスランド人口の約2/3ほどが集まっているということになる。

レイキャヴィークの位置図
レイキャヴィークの位置図

アイスランドへの植民について記録された『植民の書』によると、9世紀にインゴールヴル・アルナルソンという人が、ノルマン人として初めてアイスランドへの定住に成功。その際に上陸した場所が現在のレイキャヴィークである。

インゴールヴル・アルナルソン
インゴールヴル・アルナルソン

出典:[Wikimedia Commons](https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4235489)

その後しばらくは、ただの小さな農村であったが、18世紀から始まった羊毛産業によって町が発展し、1944年の独立後はアイスランドの首都となった。

レイキャヴィーク市庁舎
レイキャヴィーク市庁舎

人口が少ないため、レイキャヴィーク市庁舎は小さく、大体の観光名所を歩いて周ることができるコンパクトな街である。

空港からレイキャヴィークまで

画像

アイスランドに到着する国際便のほとんどは、レイキャヴィーク郊外のケプラヴィーク国際空港に到着する。

空港からレイキャヴィークまでは、およそ50kmほど離れている。移動手段としてはバスなどが運行されているようだが、私は空港でレンタカーを借りたので、車で移動した。

早朝のレイキャヴィーク郊外
早朝のレイキャヴィーク郊外

レイキャヴィークに近づくと交通量が増えるが、運転が難しいほどの交通量ではなかったと思う。1時間弱でレイキャヴィークに到着する。

ちなみに初日は空港に到着したのが夕方だったので、レイキャヴィークでは夜ご飯を食べて寝ただけ。 2日目から5日目まではアイスランド南部を観光していたので、レイキャヴィークを観光したのは6日目と7日目である。

ラウガヴェーグル通り

画像

最初に訪れたのはラウガヴェーグル通り(Laugavegur)。カフェ、レストラン、お土産屋などが並んでいるレイキャヴィークのメインストリートである。

ラウガヴェーグル通りの位置図
ラウガヴェーグル通りの位置図

ラウガヴェーグル通りがあるのは、国会議事堂や市役所があるエリアの東側。全長は1kmほどである。

カラフルなお店
カラフルなお店

ラウガヴェーグル通りとその付近の建物は結構カラフルで、アート作品が書かれている壁も多かった。

キツネの絵
キツネの絵
カラフルなベーカリー
カラフルなベーカリー

この通りでは、お土産のチョコを買ったり、パンを食べたりした。夜になると友人はハブにいってお酒を飲んだりしていたが、私は体調が悪かったので行かなかった。

ハットルグリムス教会

画像

ラウガヴェーグル通りの近くの丘の上にあるのがハットルグリムス教会。17世紀のアイスランドの聖職者であるハットルグリム・ペトゥルソンにちなんで名付けられた、プロテスタント系の福音ルーテル教会である。

ハットルグリムス教会の位置図
ハットルグリムス教会の位置図

ハットルグリムス教会正面に向かって伸びているレインボーストリートという通りを登って教会に行ってみた。

レインボーストリート
レインボーストリート

レインボーストリートは舗装が七色に塗装されていた。正面に見える教会がかっこいい。

東京の「レインボーブリッジ」、ヨルダンの首都アンマンの「レインボーストリート」など、世の中に「レインボー」と名前の付く地名をいくつか見たことがあるが、ここまであからさまにレインボーにしている通りは、あんまり見たことがなかった。

ハットルグリムス教会
ハットルグリムス教会

ハットルグリムス教会が完成したのは1986年と比較的最近で、アイスランド各地で見られる柱状節理という溶岩地形から着想を得たデザインになっている。

スヴァルティフォス
スヴァルティフォス

参考までに、柱状節理が現れているスヴァルティフォス(滝)の写真を載せておく。

スヴァルティフォスを訪れたときの旅行記はこちら ヴァトナヨークトルの旅行記【アイスランド】

レイフ・エリクソンの像
レイフ・エリクソンの像

教会の前にはレイフ・エリクソンという人の像が建っている。

彼はアイスランド出身のバイキングで、ヨーロッパ人として初めて北米大陸に到達した人物である。

歴史の教科書に出てくるコロンブスの新大陸発見よりも約500年前のことであるが、原住民と揉めて定住には至らなかったようである。

展望台

画像

残念ながら工事中か何かで教会内部には入れなかったが、教会の展望台には登ることはできた。料金は1,200円(2022年時点)ほど。

レイキャヴィーク中心部
レイキャヴィーク中心部

塔の上からはレイキャヴィークの街を一望できるが、街にはハットルグリムス教会以外に特徴的な建物があまりないので景色はパッとしない。

サッカースタジアム
サッカースタジアム

なにか無いかなと探していると、南側にアイスランドの強豪サッカークラブ「ヴァルル・レイキャヴィーク」のスタジアムが見えた。人口が少ないので観客席は少ないが、たくさんのスポンサー広告がある。

できればアイスランド国内リーグの試合を観戦してみたかったが、スケジュール的に見れなかった。

アイスランドペニス博物館

画像

次に訪れたのはアイスランドペニス博物館。名前の通り陰茎に関する展示を行っている一風変わった博物館だ。

公式サイトは[こちら](https://www.phallus.is/)

博物館の位置図
博物館の位置図

博物館があるのは、国会議事堂や市庁舎などがある真面目そうなエリア。ラウガヴェーグル通り付近の建物と比較すると大きくて近代的な建物が多かった。

博物館の入口
博物館の入口
マッコウクジラ
マッコウクジラ

館内には様々な動物の陰茎が展示されている。

普段我々が動物園などで動物を見るときも、あまり陰茎を見ることは無いし、ペットでハムスターを飼っていても、ハムスターの陰茎のサイズを把握している人はあんまりいない気がする。

大小さまざまな動物の陰茎を見ることで、「このくらいの大きさの動物のアレは、このくらいのサイズなのか。」と把握することができる。1番印象的だったのはマッコウクジラの陰茎。

展示室はあんまり広くないので、1時間弱で見て回ることができた。

スナイフェルスネス半島

画像

6日目の午後は、アイスランドのガイドブックなどでよく見かけるキルキュフェットル(Kirkjufell)という山を見るために、スナイフェルスネス半島に行ってきた。

スナイフェルスネス半島の位置図
スナイフェルスネス半島の位置図

レイキャヴィークからキルキュフェトルまでの所要時間は車で片道2時間半ほど。

旅行も終盤だったので、道中の景色は既視感があるものばかりだったが、アイスランド南部にはなかったフィヨルド※を見ることが出来たのは嬉しかった。

※フィヨルド⋯氷河の侵食作用によって出来たU字谷に海水が入り込むことで形成される入り江のこと。アイスランドでは北西部、北部、東部に多く見られる。

以下、道中の写真を貼っておく。

ベルセルクヤフラウン
ベルセルクヤフラウン

流れ出た溶岩の上にコケが生えている。溶岩とコケの組み合わせはアイスランドのどこに行っても変わらないようだ。

フィヨルド
フィヨルド
グルンダルフィヨルズルの町
グルンダルフィヨルズルの町

キルキュフェットル

キルキュフェトル
キルキュフェトル

この頂上の尖った山がキルキュフェトルである。この山を目的としてスナイフェルスネス半島にやってきたので、到着した時は達成感があったが、眺めてみるとただの形の珍しい山という感じだった。

風が強く寒かったので、近くのグルンダルフィヨルズルという街でココアを飲んでから、レイキャヴィークへ戻った。

インサイドボルケーノツアー

画像

7日目、私は体調が良くない&ツアー代金が高かったので行かなかったが、私の友人たちは火山の中に入ることができるインサイドボルケーノツアー(Inside the volcano tour)に参加した。

公式サイト曰く、ツアーで訪れるスリーフヌカギーグル(Þríhnúkagígur)という火山は、溶岩溜まりに入ることができる地球で唯一の場所。通常、噴火が終わると火山の中の溶岩は中で固まるが、溶岩が地下の割れ目に流れたため、溶岩溜まりの空洞が出来たらしい。

公式サイトは[こちら](https://insidethevolcano.com/)

参加した友人から聞いたツアーの概要は以下の通り。

火口までの道
火口までの道

1時間くらいかけて火口まで歩いて行く。

火口のリフト
火口のリフト

専用のリフトで火山の中に降りる。

火山の中のリフト
火山の中のリフト

火山の中で自由時間。ツアーの終わりには温かいスープを貰える。

感想を聞くと、雨の中歩いたので寒くて疲れたらしいが、とても良かったとのことだった。

ユニフォーム探し

一方、そのころ私はアイスランドのサッカーユニフォームを求めて、レイキャヴィーク市内のショッピングモールなどを探し回っていた。

ブレイザブリクの3rdユニフォーム
ブレイザブリクの3rdユニフォーム

おすすめはErrea(エレア)というイタリアのスポーツブランドのショップ。2020年にPumaに変わるまで、サッカーアイスランド代表のサプライヤーを務めていた企業である。

店内には昔の代表ユニフォームがあったほか、アイスランドのサッカークラブのユニフォームを売っていたので、代表ユニフォームとブレイザブリクというクラブのユニフォームを購入した。

流石にもう代表ユニフォームは無いと思うが、地元のサッカークラブのユニフォームは売っていると思う。

ちなみに市内のショッピングモールのスポーツショップは、アイスランド代表ユニフォームの他は国外の強豪クラブのユニフォームばかりで、あまり日本と変わらなかった。

ブルーラグーン

画像

アイスランド旅行で最後に訪れたのは、有名な世界一広い露天風呂があることで有名なブルーラグーン。隣接する地熱発電所の排水を利用した温泉施設で、温泉に含まれるシリカという物質により、水が青白く見えることが特徴的である。

2022年時点で、入場料は約12,000円となかなか高額だったが行くことにした。一応事前に予約をしておいた。

ブルーラグーンの位置図
ブルーラグーンの位置図

ブルーラグーンはレイキャヴィークから車で1時間弱の場所にあり、ケプラヴィーク国際空港のほうが近い。旅行の最終日だったので、その日の夜はケプラヴィークの街に泊まった。

ブルーラグーン
ブルーラグーン

中で受付を済ますとタオルを貰えるので、水着に着替えてブルーラグーンに入る。水温は少しぬるめだが、浸かっている分には問題ない温度。

日本とは異なり全員水着を着ているので、スマートフォンの持ち込み及び撮影は可能。

風呂の中に併設されたバー
風呂の中に併設されたバー

1杯分のドリンク及び1回分のパック用の泥は、入場料に含まれていた気がする。風呂に入りながら何かを飲んだり、顔に白い泥を塗ったりしながら1時間位滞在した。

青白い温泉と周囲の溶岩という景色は美しく、なかなか楽しい場所だった。

翌日の早朝の便で日本に帰ったので、アイスランド旅行で最後に訪れた場所がブルーラグーンの温泉となったが、なんとも日本人らしい旅の締めくくりが出来てよかった。

宿泊したホテル

写真を撮っていないので画像はないが、宿泊したホテルを少しだけ紹介しておく。

Travel Inn【レイキャヴィーク】

旅行初日に宿泊したゲストハウスで1泊約35,000円ほど。レイキャヴィーク中心部から少し離れた場所にある。詳細はあまり覚えていないが、特に困ったことはなかった気がする。ホテルの前に駐車可。

Guesthouse Pavi【レイキャヴィーク】

旅行の5日目と6日目に泊まったホテルで4人部屋で1泊約28,000円だった。同じくレイキャヴィーク中心部から少しだけ離れていたが、ラウガヴェーグル通りには近く、近所にスーパーもあった。清潔なホテルだった気がする。ホテルの前に駐車可。

B.B. Guesthouse【ケプラヴィーク】

旅行の7日目に宿泊したホテルで4人部屋で1泊約27,000円だった。翌日の早朝便に備え、空港に近いケプラヴィークに宿泊することにした。特に不満のないホテルだったが、GoogleMapを見ると閉業しているようだ。ホテルの前に駐車可。

感想

レイキャヴィークを訪れてみての感想を書いていく。

①コンパクトな街

画像

レイキャヴィークは、街の中心部の観光名所を徒歩で見て周ることができるコンパクトな街だった。ただ、規模も小さく歴史的な建築物などもあまりないので、見どころはあまり多くないのかなと思った。

②ブルーラグーンは楽しい

画像

入浴料もそこそこ高い上にオンライン予約の決済に手間取ったため、行くのをやめようかとも思ったが、なかなか楽しかった。天然温泉ではないが、周囲の溶岩は本物で、黒い溶岩に青白い温泉が映える美しい景観だなと思った。

③スナイフェルスネス半島は微妙

画像

アイスランドのガイドブックなどでよく見かけるキルキュフェトルという山を見に行ったが、アイスランド南部の雄大な景色を見た後だと、ただの形の珍しい山という感想になってしまった。訪れる順番が逆だったら、印象も変わっていたのかもしれない。

④できたて溶岩を見たかった

2022年9月6日の衛星画像
2022年9月6日の衛星画像

私がアイスランドを訪れる少し前には、ブルーラグーンの近くのファグラダルスフィヤル(Fagradalsfjall)という火山が噴火し、溶岩が流れ出ていたらしい。

私が訪れた時は溶岩流は停止していたが、生まれたての溶岩原を見に行くことはできたので、体調が悪いのを言い訳にせず、見に行っておけばよかったと後悔している。

オススメ度

★★★★☆ 星4

レイキャヴィークの街自体は小さくて、見どころが多いわけではないが、街の郊外には大自然が広がっている。

特にブルーラグーン付近では、近年も頻繁に火山噴火が起こっており、運が悪ければブルーラグーンが封鎖されたりするようである。逆に運が良ければ噴火している火山を見ることができるかもしれない。事前に情報を仕入れてからの訪問をオススメする。

アイスランド旅のまとめ記事はこちら アイスランド旅のまとめ記事