ワディ・ラムの旅行記【ヨルダン】

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2025年2月22日~3月2日のヨルダン旅で訪れたワディ・ラムの旅行記。

ワディ・ラムについて

ワディ・ラムの場所
ワディ・ラムの場所

ワディ・ラムはペトラ南部にある砂漠。赤い砂と巨大な岩山が特徴的で「月の谷」とも言われている。

火星が舞台の映画「オデッセイ」や、他の惑星が舞台の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」など、地球以外の星が舞台の映画の撮影場所として利用されていたりする。

世界遺産としてのワディ・ラム

ワディ・ラムにあった壁画
ワディ・ラムにあった壁画

登録名:ワディラム保護区
登録年:2011年
登録区分:複合遺産
登録基準※:(3),(5),(7)

※世界遺産に登録されるためには(1)~(10)の登録基準を1つ以上満たす必要がある。
(1)~(6)は文化遺産基準、(7)~(10)は自然遺産基準。

登録基準とその内容(私が[UNESCOのサイト](https://whc.unesco.org/en/list/1377)を見て要約したもの)を書いていく。

(3)「現存または消滅した文化の独特な証拠を示すもの」 →牧畜や農業、都市生活といった人間の活動様式を物語るペトログリフ(岩面彫刻)

(5)「人類の居住や土地利用の伝統的様式の代表例であるもの」 →砂漠環境に適応した遊牧民族の生活様式を示す集水システムや岩絵

(7)「類まれな自然美や美的重要性を持つ自然現象や景観を含むもの」 →壮大な砂岩の岩山、そびえ立つ崖、アーチ状の岩橋など

赤い砂や巨大な岩山による美しい自然だけでなく、砂漠で暮らしてきた先住民が残した壁画や集水システムなどの文化的価値も認められた複合遺産である。

ワディ・ラムへ移動

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ワディ・ラム観光の拠点はワディ・ラム・ビレッジという村。そこから先は未舗装の砂漠地帯のため、4WD以外の車は入れないし、電波も繋がらない。

私はビレッジまでレンタカーで向かい、そこからツアーでワディ・ラムを見て回り、ツアー終わりに砂漠の真ん中のホテルに落としてもらった。

近くのアカバという町からバスも出ているらしい。

予約したツアー

予約したツアー
予約したツアー

今回は事前に、GetYourGuideというサイトでワディ・ラム半日ツアーを予約していた。 午前or午後を選択できるが、午前ツアーに参加して午後はホテルでゆっくりしようと思ったので午前ツアーを予約した。オプションのランチも追加した。

どうやらツアーの中には保護区の外を周るツアーもあるらしいが、このツアーは保護区の中を周るツアー。

とてもいいツアーだった。詳しくは続きを読んでほしい。

ワディ・ラム・ビレッジで集合

ワディ・ラム・ビレッジまでの道
ワディ・ラム・ビレッジまでの道

ワディ・ラム保護区に入ってから5分くらいでビジターセンターに到着した。ココで保護区に入るための入場料5JD(≒1000円)を払う必要がある。私はヨルダンパスを持っていたのでそれを提示した。

ビジターセンターにはATMもあるので、ツアー料金の支払い等で現金が必要な場合はココで引き出せる。

ビジターセンターと「7つの知恵の柱」と呼ばれる岩
ビジターセンターと「7つの知恵の柱」と呼ばれる岩

ビジターセンターからはランドマーク的な岩を見ることができる。 料金を払った後はワディ・ラム・ビレッジへ向かう。ビジターセンターからは車で15分くらい。

ツアーの集合場所(GoogleMap上では<strong>Wadi Rum Rest House Parking)</strong>
ツアーの集合場所(GoogleMap上ではWadi Rum Rest House Parking)

ツアーの集合場所で待っていると、少し遅れてツアーのガイドが迎えに来てくれた。

レンタカーはこの場に置いて、ツアー開始となる。

半日ツアー

ツアーの車とアラヨットの友人
ツアーの車とアラヨットの友人

ガイドのマンドゥはワディ・ラム出身のベドウィン(アラブの遊牧民)で、親切で気さくな人だった。 ツアーの車はTOYOTAのハイラックス。荷台のベンチに人が乗り、我々の荷物は後部座席に入れてくれる。

ワディ・ラム・ビレッジから砂漠へ
ワディ・ラム・ビレッジから砂漠へ

その日は曇りのち晴れとかだったが、運転中に風をめちゃくちゃ受けるのでちょっと寒い。冬に行くなら防風性のある暖かい服を持っていったほうがいい。

「写真を撮りたかったら停まるから、車のボンネットを叩いて知らせてね。」とのことだった。

①ロレンスの泉

ロレンスの泉
ロレンスの泉

最初に訪れたのはロレンスの泉。オスマン帝国支配下のアラブ人の反乱を支援したイギリス軍人であるロレンスが関係しているとされている泉である。 ロレンスはイギリスの人なので、反乱を支援したというより、あくまでも三枚舌外交の一環としてアラブ人を利用していただけとの見解もある。

②赤い砂山とハザリ峡谷

赤い砂の砂丘
赤い砂の砂丘

次に訪れたのは赤い砂の砂丘。靴からサンダルに履き替えて登った。砂はサラサラで気持ちよかったが、今でもサンダルの隙間から赤い砂が出てきたりする。

ハザリ峡谷があるジャバル・ハザリ
ハザリ峡谷があるジャバル・ハザリ

砂丘の上の岩場からは、これから向かうハザリ峡谷があるジャバル・ハザリを見ることができる。

写真では伝わらないが、この岩山めちゃくちゃでかい。上の写真の左下の黒い点のようなものが車である。

googleEarthで大きさを測るとオーストラリアのウルルより大きそうだった。

ハザリ峡谷の入口
ハザリ峡谷の入口

砂山の後は、昔の壁画などが残るハザリ峡谷に向かった。

ハザリ峡谷の壁画
ハザリ峡谷の壁画

昔の人が書いた動物の絵がかわいい。

③岩のアーチ(小)

小さい方の岩のアーチ
小さい方の岩のアーチ

半日ツアーでは2箇所の岩のアーチに連れて行ってくれる。最初は小さい方の岩のアーチ。

こちらは割とすぐに登れる岩で、高齢の人も登っていた。アーチの上はちょっと怖かった。

昼ごはん
昼ごはん

小さい岩のアーチを訪れたあとは、ローレンスの家という場所の近くでランチを食べた。 メニューはピタパン、フムス、チーズ、オリーブ、ツナ、その場で作ってくれたトマト煮込み。とても美味しかった。

④岩のアーチ(大)

大きい方の岩のアーチ
大きい方の岩のアーチ

昼ごはんの後は大きい岩のアーチへ。こっちのアーチはかなり高くて登るのもかなり大変。

大きいアーチの上
大きいアーチの上

アーチの上は幅が狭くて1mくらいしかない場所もある。落ちたら本当に死にそうでめちゃくちゃ怖かった。今も写真を見ると手汗が出てくる。

下から見たアーチ
下から見たアーチ

下にはガイドが待機してくれて、写真をたくさん撮ってくれる。 後で確認したら、100枚以上写真を撮ってくれてた。

この後、ビューポイントに行ってツアー終了となるが、ガイドのマンドゥが午後も空いていたこともあり、「日没までツアーを延長しないか?」と提案を受けた。

車の荷台で長時間揺られて少し疲れていたので、ホテルにチェックイン後、少し休憩したあとに連れて行ってもらうことにした。

追加のツアー

放し飼いにされているラクダ
放し飼いにされているラクダ

ホテルで少し休んだ後、再び車の荷台に乗り出発。 ベドウィンの家や、夕日がきれいに見えるところに連れて行ってくれる。

①白い砂漠

砂の色が変わるところ
砂の色が変わるところ

ワディ・ラムの中心付近の砂の色は赤いが、南の方に行くと砂の色が白くなる。目的地のベドウィンの家はそっちにあるらしい。

ちょうど砂の色が変わる境目にあるビューポイントにも連れて行ってくれた。 手前側と向こう側では砂の色だけでなく、岩山の様子もなんとなく違う。

白い砂漠とラクダ
白い砂漠とラクダ

ちなみに、砂漠にいるラクダは、どこかの人に飼われているラクダで、前足に紐をつけて放し飼いにしているとのこと。

②ベドウィンの家

ベドウィンの伝統的なテント
ベドウィンの伝統的なテント

車で走ること30分くらいでベドウィンの家に到着した。 訪れたのはガイドのマンドゥのお父さんの家。お父さんは伝統的なベドウィンの生活をしているとのことで、移動可能なテントのような家に住んでいた。

テントの中に家族が集まり、水タバコを吸ったり、伝統的な紅茶のようなものを飲んでまったり過ごしていた。

我々も一緒に座って紅茶を飲ませてもらった。

家畜のヤギや羊
家畜のヤギや羊

テントのすぐ隣ではお父さんが飼っている動物たちが餌を食べていた。

将来の働き手の子犬
将来の働き手の子犬
こっちを見てそうなヤギ
こっちを見てそうなヤギ

テントに入れてくれたり、家畜を見せてくれたり、とても貴重な体験をすることができた。

③日没

ワディ・ラムの夕日
ワディ・ラムの夕日

ベドウィンの貯水槽が残る場所を案内してもらった後、夕日がきれいに見える場所に連れて行ってもらった。

残念ながら曇っていたので、夕日をきれいに見ることはできなかったが、1日かけてワディ・ラムを回ることができた大満足のツアーだった。

泊まったホテル

ホテルからの眺め
ホテルからの眺め

今回泊まったホテルはワディ・ラム保護区の中にある「Rum Magic Nights」。 めちゃくちゃいい宿だった。宿については別途記事にしたいと思っている。

夜明け前の空
夜明け前の空

期待していた星空は、曇り空であまり見えなかった。 夜明け前にも見たが、アカバの方面が明るかったのと、雲があったので、あまりきれいには見えなかった。

散歩中のアラヨットの友人とラクダ
散歩中のアラヨットの友人とラクダ

翌朝、ホテルの近くを散歩した。

ホテルから少し離れると、自分たちの足音以外は何も聞こえない無音の世界。

世界に我々しか居ないかのような気分を味わうことができる。草木すら生えていない砂漠ならではの体験。

残念ながら私はトイレに行きたくなって一足先にホテルに戻ったが、友人たちはラクダの群れに遭遇していて羨ましかった。

ビレッジに戻る

ビレッジに向かう途中
ビレッジに向かう途中

朝10時に送迎をお願いしていたマンドゥが迎えに来てくれて、ビレッジまで送ってくれた。

訪れた場所

ワディ・ラムで訪れた場所は以下の通り。 この他にも2個所ほど、景色がいい場所に連れて行ってもらった。ルートは適当である。

訪れた場所のマップ
訪れた場所のマップ

感想

ワディ・ラムを訪れての感想を書いていく。

①規模が大きい

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個人的にはワディ・ラムの魅力は巨大な岩山かなと思う。色や形は写真を見て想像できるが、規模感は現地で見ないと伝わらない部分がある。

②ツアーがよかった

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ワディ・ラムは砂漠のため、ツアー以外で回ることは基本的にできないが、今回Getyourguideで予約したツアーには満足している。

帰りにビジターセンターでツアー料金一覧のようなものを見たが、それよりも安かった。

③ホテルが快適

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砂漠の真ん中にあるにも関わらず、ヨルダン旅行中で一番快適な宿だった。

朝起きて砂漠を眺めたり、散歩したりするのはとても気持ちいいので、保護区の中のホテルに泊まることをおすすめしたい。

④星空はそこそこ

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天気や場所にもよると思うが、割と近くに明るい街があるため、星はそこそこだった。

そもそも写真を撮るのが下手なのは申し訳ない。

オススメ度

★★★★★

星5

ワディ・ラムは見渡す限りの砂丘という感じの砂漠ではないが、風化・侵食によって形成された巨大な岩山が美しい砂漠だった。

また、ベドウィンの家に訪れることができたのも貴重な体験だった。

ツアーも良かったが、ホテルの周りを適当に散歩するのもまた違った良さがあったので、砂漠の中のホテルに泊まって大自然を満喫してほしい。

ワディラムを見た後に向かったアカバについての記事はこちら アカバの旅行記【ヨルダン】

ヨルダン旅行のまとめ記事はこちら ヨルダン旅のまとめ記事