カトマンズの旅行記(2/2)~寺院編~【ネパール】
2022年12月31日〜2023年1月7日のネパール旅で訪れたカトマンズの旅行記・後編。
この記事では、カトマンズ滞在中に訪れたスワヤンブナート寺院、ボダナート寺院、パシュパティナート寺院について紹介する。なお、記載している入場料等は2023年1月時点の料金である。
カトマンズ、パタン、バクタプルにあるダルバール広場について紹介している前編はこちら。 カトマンズの旅行記(1/2)~ダルバール広場編~【ネパール】
スワヤンブナート寺院

最初に紹介するのはスワヤンブナート寺院。カトマンズ盆地西部の小高い山の上にある寺院で、サルがたくさんいることから別名モンキーテンプルとも呼ばれている。
私が宿泊していたタメル地区にあるホテルの屋上にはカトマンズ市街を眺めることができるテラスがあり、そこからスワヤンブナート寺院をよく眺めていた。
上の写真の右上の山の頂上にあるのがスワヤンブナート寺院で、ホテルから1.5kmしか離れていないにも関わらず、大気汚染がひどいため霞んで見える。

ホテルから歩いて行けなくもなかったが、ネパールはタクシー代が安いのでタクシーで向かった。
タクシーで向かうと山の中腹まで車で向かうことができるので、少し階段を登れば山頂に到着する。寺院の入場料は200Rs.(≒200円)と安い。

頂上にはカトマンズ盆地で最も古いとされる仏塔があり、仏塔の周囲には大小さまざまな仏塔や宗教関連施設が建ち並んでいる。
お寺の中には何に使うか分からないロウソクが大量にあった。


仏塔の金色の部分に描かれているのは「ブッダ・アイ」と呼ばれる目。
ブッダ・アイのまさに目の前で作業している人達がいたが、仏様に見られているのでサボれなさそうだ。

スワヤンブナート寺院は小高い山の上にあるため、カトマンズ盆地を一望することができる。ただし、カトマンズ盆地は大気汚染が酷かったので、そんなに遠くまで見えなかった。

ボダナート寺院

次に紹介するのはカトマンズ北東部にあるボダナート寺院。ネパール最大の仏塔があり、中にはブッダの遺骨が埋められているとのこと。

山頂にあるスワヤンブナート寺院とは異なり、ボダナート寺院は街の中にいきなり巨大な仏塔が現れる感じ。入場料は400Rs.(≒400円)ほど。

巨大な仏塔の周りにはマニ車※が設置されており、人々がそれを回しながら仏塔の周囲を歩いている。
※マニ車⋯チベット地方でよく見かける仏具。お経が書かれており、回転させるとお経を唱えたのと同じ徳が積めるらしい。

スワヤンブナート寺院と同様に仏塔にはブッダ・アイが描かれているが、仏塔のサイズはボダナート寺院の方が遥かに大きい。
無数のタルチョ※が風になびいている様子が神秘的だった。
※タルチョ⋯チベット地方でよく見かける5色の旗。風になびくことで徳が積まれるらしい。
写真を撮り忘れたが、仏塔の周りには建物が建ち並んでおり、テラスや窓から仏塔を眺めることができる飲食店もたくさんある。
人々がマニ車を回したり、五体投地を行いながら仏塔の周りをグルグル回っているのを見ながら紅茶を飲むのも良いかもしれない。残念ながら私は窓側の席を取れなかったので、紅茶を飲んですぐに帰った。
パシュパティナート寺院

最後に紹介するのが、パシュパティナート寺院。これまで紹介したスワヤンブナート寺院とボダナート寺院は仏教の寺院だが、ココはヒンドゥー教の寺院。 ヒンドゥー教の最高神であるシヴァ神を祭る寺院で、亡くなった方々を火葬するネパールにとってとても重要な寺院である。
⚠️以降、掲載している写真には遺体(布で覆われているためそこまで生々しい写真ではない)が写っていることがあります。

パシュパティナート寺院はトリブバン国際空港の近くにあるのでカトマンズ中心部からはタクシーで500円くらいで行ける。入場料は1,000Rs.(≒1,000円)。
チケット売り場で入場券を購入しているとガイドの方が声を掛けてきて、「ココは火葬場でもあるから他とは勝手が違うこともある。写真を撮るときも隣にガイドがいたほうが安心だと思うよ。」と言われ、たしかにと思ったので案内をお願いすることにした。料金は2人で2,000Rs.(≒2,000円)だった。

パシュパティナート寺院では聖なる川「バクマティ川」に沿って火葬場が設けられており、ガイド曰く、ネパール全土の亡くなった方がこの地に運ばれて来るらしい。
また、ホームレスなどの貧しい人々も政府のお金で火葬されるようで、そういう人々が一次的に滞在する施設も整備されている。
チケット売り場でチケットを購入しているときも、運び込まれた遺体が目の前を通ったので少し驚いた。

火葬場はバクマティ川の右岸に集中しているので、観光客は対岸から眺めることになる。 上の写真に写っている金色の建物がパシュパティナート寺院だが、ヒンドゥー教徒以外は立ち入りが禁止されている。
身分や寺院に納める金額によって火葬の方法は異なるようだったが、遺体をバクマティ川の水で清める→火葬場に運んで火葬という流れが多かった。
上の写真に写っているオレンジ色の布に包まれた方が亡くなった方で、遺族が周りに集まっているという状況。
そもそも火葬場で写真を撮ってもいいのか疑問に思い、ガイドに確認してみたところ、 「ヒンドゥー教徒にとって生きることは苦しいこと。死ぬということは苦しみから解放されるので悲しいことではない。なので写真撮影もOK。」 とのことだった。また、チケットの注意事項にも「写真撮影のときは遺体に近づきすぎないこと。」と書いてあったので大丈夫そうだった。

パシュパティナート寺院の少し下流では、火葬場がたくさん並んでおり、遺体を火葬し遺灰を川に落とすという作業がひっきりなしに繰り返されていた。

バクマティ川は下流でガンジス川に合流する神聖な川だが、結構汚い。
遺灰を流しているので川が濁っているということもあるが、川にはビニール袋などのゴミも散乱している。
日本では神聖な場所というのは、大体清潔であることがほとんどだが、ヒンドゥー教の文化的に、「神聖」=「清潔」という概念がないのかもしれない。とふと思ったりした。

ガイドの案内も終盤に差し掛かった時、ガイドの案内でサドゥー※と呼ばれる修行僧たちと写真撮影をする流れになった。
チップを要求されることは予想していたが、思ったより高額な金額を要求してきた。そんなに払えないというと、腕を掴まれた気がする。
見た目も怖いし当然臭いので、関わりたくない人は事前にガイドに言っておいたほうが良いかもしれない。
サドゥー⋯ヒンドゥー教における修行僧のこと。本来は、欲や執着を絶ち質素な生活を送っているらしいが、こいつらは写真を撮っただけで大金をせびってくる欲にまみれた観光サドゥー。

ガイドによる案内が終わった後は、日が暮れるまで対岸から火葬場を眺めていた。
ボーっと眺めていると、燃えているのが遺体であることをついつい忘れてしまい、キャンプファイヤーを見ているような気分になったりする。なんとも言えない不思議な空間だった。
夜になると火を使った謎の儀式が始まったが、個人的には見なくていいかなと思う。
カトマンズの旅行記はこれで終了。 この流れでお土産屋とホテルについても紹介する。
お土産
まずはお土産屋さん。カトマンズで土産を購入するために立ち寄ったお店を紹介する。
Friendly Export(雑貨)

Friendly Exportは、タメル地区にある雑貨屋さん。センスがありそうな店構えだったので入店した。
お店の外は騒がしいが、中はとても静か。いい意味でカトマンズらしくない雰囲気のお店で、ハンドメイドの小物や織物が売られていた。
ネパール人の女子大生が店番をしていたが、経営者が日本人女性だと言っていた気がする。

自分用にカシミヤかパシュミナのマフラー、友人へのお土産として羊の人形を買って帰った。
Pancha Buddha Tea Traders(お茶)

Pancha Buddha Tea Tradersは、タメル地区の近くにある茶葉専門店。お店の柱に書かれた「ティーシヨシプ」という日本語に惹かれて入店した。
紅茶といえばインドが有名だが、世界三大銘茶の1つであるダージリンはインドとネパールの国境付近にある。

つまり、ネパール東部は気候的にはダージリンに似ており、ポテンシャルは高いということである。
お店の人おすすめのネパール東部のイラム地方で採れたイラム・ティーとチャイを作る用に安めの茶葉を購入。帰国後に飲んだが美味しかった。
お店の人も親切で優しかった。
Sherpa(アウトドアブランド)
Sherpaは、ヒマラヤ登山のガイドとして有名なシェルパ族の方が設立したアウトドアブランドで、地球の歩き方にも掲載されているお店。
登山靴などは他社製品を置いていたが、Tシャツやフリースなどは自社製品のものを置いている。

自分へのお土産にタルチョが描かれたTシャツを購入した。
KTMCTY(スポーツブランド)

KTMCTYは、ロゴがユニクロっぽいネパールのスポーツブランド。サッカーネパール代表のユニフォームサプライヤーを務めているネパールの企業である。
大きい店舗にいけば、ネパール代表のユニフォームを購入することができる。

ヨーロッパとかで代表ユニフォームを買おうとすると高くつくが、KTMCTYはネパールのブランドのためユニフォームも比較的安価。自分用と友人用に買って帰った。
エベレストが描かれていてかっこいいと思う。
Bhat-Bhateni(スーパーマーケット)
Bhat-Bhateni(バット・バテニ)はネパール各地に店舗を構えるスーパーマーケットチェーン。ネパールのイオン的存在だと勝手に思っている。
ローカルなスーパーマーケットで売られている商品を確認するのが好きなので入店した。職場へのバラマキお土産として袋入りチョコを買って帰った。
宿泊したホテル
最後にカトマンズで宿泊したホテルを紹介する。
Ganapati Airport Hotel

ネパールに到着した初日に宿泊したホテル。空港に到着したのが23時頃で、翌朝再び国内線に乗る予定だったので、空港に近いホテルにした。実際に空港からは徒歩5分くらいだった。
シャワースペースに仕切りがない以外は特に問題がなかった気がする。料金は2人で1泊2,800円。
Kathmandu Suite Home

タメル地区の端っこにあるホテルで、タメル地区中心部まで徒歩5分、ダルバール広場まで徒歩20分くらいの場所にある。初日以外は全てこのホテルに滞在した。
部屋も清潔できれい。ホテルの屋上からはカトマンズの街並みを一望できるので、よく屋上に上がって眺めていた。それと、ホテルの社長が色々相談に乗ってくれる気さくな人だったのもよかった。料金は2人で1泊4,000円ほど。
感想
カトマンズを訪れてみての感想を書いていく。
①空気が悪い

周囲を山に囲まれているカトマンズ盆地は、空気が滞留しやすく、車の排気ガスなどによる大気汚染が深刻な問題になっているらしい。
毎日ホテルの屋上から街を眺めていたが、常にスモッグがかかっている感じだった。5日間くらい滞在したので、少しだけ寿命が縮まった気がする。
一方、カトマンズ郊外にあるバクタプルの街は比較的空気がきれいで、空も青かった気がする。
②お気に入りの街はバクタプル

3つの都市のなかで、1番良かったと思ったのはバクタプル。
カトマンズやパタンはダルバール広場の周囲以外は普通のゴチャゴチャした街という感じだが、バクタプルはもう少し広い範囲にわたって昔ながらの街並みが保存されてると感じた。
それと、街並みがいいだけでなく、街全体が少し清潔だったと思う。
③ガイドを頼んでよかった

カトマンズとバクタプルのダルバール広場とパシュパティナート寺院にて、現地のガイドに案内をお願いしたが、宗教のことや街の歴史のことなど、気になったことを聞きながら文化財を見て回る事ができてとても良かったと思っている。
どの場所でも、ガイドからは追加料金を求められることもなく明瞭会計だった点もよかったが、パシュパティナート寺院のサドゥーとの写真撮影だけは注意が必要だと思った。
オススメ度
★★★★★ 星5
カトマンズには5日間くらい滞在し、ダルバール広場や寺院など様々な場所を訪れることができた。社会人になってからは、旅行前にある程度予定を組んでから訪れることが多くなっていたが、久しぶりに当てもなくのんびり過ごせた気がする。
物価も安いし、個人的にはご飯が美味しかったので、とても居心地が良かった。訪れたレストランの記事も作成予定なので少々お待ちいただきたい。
ヒマラヤの山々を見るために訪れたポカラの旅行記はこちら ポカラの旅行記【ネパール】
ネパール旅行のまとめ記事はこちら ネパール旅のまとめ記事